代表者の経歴と弊社の設立まで…

あれは、私がまだ中学生だった1986年の夏のことです。日米友好祭として毎年アメリカ空軍横田基地で開催されるフレンドシップフェスティバルへ友達と一緒に遊びに出かけた時のことです。国道16号沿いの隅に停車してあるハーレーダビッドソンを目にし衝撃を受けたことを今でも鮮明に覚えております。それはリジッドフレームにスプリンガーフォーク、タンクにフェンダーにハンドルにマフラーのどれを取っても言葉にならない激情を感じたその車両こそ「赤いナックル」だったのです！！

それから時が流れ、私が大型自動二輪免許を取得した1992年のとこです。当時は今のようにオンラインがまだ発達していなかった為、若い私がハーレーに乗車する時に着るジャケットやベスト、そしてパンツやブーツなどのアイテムを購入する手段は専らディーラーなどハーレーを取扱うショップで手に入れるしかない中、それも殆どがアンリカンサイズの物で、当時の私の体型には合わない商品ばかりでした。また、その頃のハーレーアイテムのデザインと言えば、翼を広げたイーグルマークやロゴも90周年記念のスペシャルエディションのものばかりでした。そんな時です。「なら世界一カッコいい自分だけのアイテムを作ってみよう！」そう決心した私は、独学でデザインを学び、長い修行の末に個人事業主として独立しました。そしてハーレーに魅せられて35年目の2021年初夏、修行時代からご愛顧を頂いているお客様や取引先の方々の後押しを受け株式会社ナックルジャパンを設立しました。

この35年、時代は昭和から平成そして現在の令和へと移り変わり、ハーレーもまた、エボリューションからツインカムそして現在のミルウォーキーへとエンジンも大きく進化を遂げる中、弊社はあくまで私の原点とも言うべきヴィンテージ「ナックル」へ重きを置き、商品への独創性や拘り、この先も品質を落とすことなく多くのお客様のより良いハーレーライフの架け橋になれます様に全力で努めて参ります。

　　　　　株式会社ナックルジャパン

　　　　　　　代表取締役　鈴木秀明

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「ナックルヘッド」エンジンのご紹介…

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ハーレーダビッドソン初のOHVエンジン。挟角45度のオーバーヘッドバルブV型２気筒を搭載した当時では世界最速の新型エンジンとして1936年に登場し、現在まで続くハーレーのシンボルであるビッグツインの始まりとも言えます。

エンジンの名前の由来は、ロッカーアームカバーの形状が「握り拳」に見えることからその名「ナックル」と愛称で呼ばれるようになり、1947年の最終モデルまで11年続き、その間に世界恐慌や第二次世界大戦などの荒波を生き抜いた「奇跡のエンジン・ナックルヘッド」。登場から実に80年以上も経つ今でもその造形の美しさに魅せられるファンが多い貴重なエンジンとも言えます。

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「ナックルヘッド」機種のご紹介…

ナックルヘッドは全4機種あります。1936年に登場した988ccを搭載する「E」と「EL」モデルの当初は2種類でしたが、1940年から登場した1200ccは、これまでの988ccの出力が40ps/4,500rpm（最高速度／150km/h）だったのに対し48ps/5,500rpm（最高速度160km/h）と性能が大幅に向上しています。この1200ccエンジンを搭載するのが「F」と「FL」モデルになります。​